「大変な心配〜路傍の花〜」無事終了♪

もう毎年恒例となっている、私、多田広輝プロデュースの「大変な心配」シリーズ、無事に終了しました!!


ご来場いただいたお客様、来場は叶わなかったけど、ご声援頂いたお客様、また、この公演を支えてくださったスタッフの皆様、本当に本当にありがとうございました!!!


しかし…、このブログで案内することをうっかり忘れていましたー!申し訳ありません!!


この「大変な心配」シリーズはどういったものかと言いますと、阿佐ヶ谷にある、とっても素敵なクラシック喫茶ヴィオロンにて生演奏を交えつつ、私が書いたお芝居を上演するという大変大変、楽しい企画となっております♪個人的な上演からは四回目ですが、わが劇団夜想会の主宰である野伏監督からの有難いご提案により劇団夜想会アトリエ公演という形での公演となってから、三回目となっております。


『芝居は高い。』


皆さん、そうおっしゃいます。


たしかに…。


最近、ネットなどの発達で、とても貴重であったり、面白かったり、スターが出ている作品であったりが、かなり気楽に安価で(または無料で)見られるようになりました。


これ自体はとても喜ばしいものだとは思いますし、私自身もとてもその恩恵にあずかっています。


でも、それによって、お客の芝居離れが起こってしまっているのは事実です。


このご時世に、時間も場所も指定され、なかなか高額なお金も取られ、有名人が出ているわけでもなく、また、もしかしたら面白くないかもしれない『お芝居』に、誰が行くのか…。


こう書くと、役者である私が言うのもなんですが、行っている人の方が不思議ですね…。


ただ、どんなに映像やネット通信が発達しても、この生のお芝居というものは消えることはない、いや、消えてはいけない!と私は思います。お芝居の歴史を紐解くと、古くはギリシア悲劇が代表的ですが、資料が残っているのがそのギリシア悲劇というだけであって、そのもっともっと昔からお芝居に似たものはあったと思います。ただ資料が残っていないだけで、もしかしたら人類の歴史とほぼ同じ期間、お芝居というものはあったのではないか、とさえ私は思います。


それが、ここたった数十年の間に完全に消えてしまうなど考えられない。やはり生の芝居の魔力からは、人間が決して逃れられないものがあるのではないか。


芝居を観たこともないのに「嫌いだ」とか「行く気にならない」と言う方もたくさんいます。これは残念なことです。もったいないことです。


まずは芝居の入口として、とことん『生』にこだわった作品を考えました。『生』演奏が入り、少人数の、『生』演劇の醍醐味が味わえる作品を安価で上演出来れば、「あれ?芝居って面白いかも?」と思って頂けるかもしれない!そう思って企画したシリーズです。


もちろん、その作品が面白くなければ、まったく意味は無い、どころか「安いから観に来たのに、やっぱり面白くなかったじゃん!だから芝居は嫌なんじゃー!!」なんて思われてしまっては悲しすぎますので、精一杯つとめさせて頂いたつもりです。


もう、今回は終わってしまいましたが、毎年、ずっと続けていくつもりです。こちらでも次回は必ず案内しますので、チャンスがあれば是非、ご来場くださいませ。