すんげぇ映画…。

映画が好きで好きで、観まくってますが、最近「すんげぇ…」と思った映画をご紹介いたします。

 

「ミッション」

監督:ローランド・ジョフィ

出演:ジェレミー・アイアンズ、ロバート・デ・ニーロ

音楽:エンニオ・モリコーネ

 

南米へ宣教に行く神父たちの話です。神父たちが地元部族と作り上げたこの世の天国が、国同士の政治的駆け引きの中で破壊されていく話。

 

ストーリー、映像、音楽、役者、演出…、数え上げたらキリがないけど、すべてが一部の隙も無く、超々一流です。どんだけ金かかっとんねん!いいなぁ…。

 

ジェレミー・アイアンズ演じる神父が、地元部族に受け入れられるためにジャングルで演奏するオーボエはあまりに有名で、後年サラ・ブライトマンが歌詞をつけて歌いました。作曲は、あの「ニュー・シネマ・パラダイス」のエンニオ・モリコーネ!

このシーンは冒頭にも関わらず、演劇的にも美術的にも、もちろん音楽的にも美しい。これが名シーンて言うのだろうな~、と惚れ惚れ。冒頭からこれですから、まいっちまいました…。その後はラストまでずっと放心状態でした。

 

このローランド・ジョフィという監督の他の作品を観たら、これまたビックリ!

「キリングフィールド」「シティ・オブ・ジョイ」「宮廷料理人ヴァテール」どれも素晴らしかった…。

寡作な監督で、数本しか撮っていませんが、だからこそ一本一本に魂がこもってます。本物の芸術家です。

 

この監督のことを好きだ!と言ってる人に会ったことないから寂しいです…。どなたか是非観て、感想聞かせてくださいー。